ブログ小説 ーユメコイー

私は目覚める  -4-


  2月26日
 今日も、何事も無く過ぎていくようだ。

 何事も無く・・・


 
 彼女をベッドに寝かせて、丸1日がたった。

 しかし、彼女は目覚めない。

 目覚める気配が、一向に感じられないのだ。

 呼吸はしている。

 脈拍も、多少弱いが安定している。

 いつ目覚めても、おかしくは無い状態のはず。

 彼女は一体、いつ目覚めるんだろうか?




────。








 「・・・・。」

 驚きに目を見開いて、声が出ない。

 否、声が出ないわけではない。

 出せる、しかし・・・・



 男の質問に答えないまま、時間だけが流れていく。

 私は、理解していた。

 理解していたはずだった。

 ここを、この空間のことを。

 だからこそ驚きに目を見開き、不安感が押し寄せる。

 好奇心を掻き立てられ、そして恐怖さえも感じる。

 私が声を出さない間も、男は何かを喋っている。

 驚きが強すぎて、男が何を言っているのか、理解できない。

 沢山の感情が一度に作用しすぎて、どんな感情で今の私がいるのか

 分からない。

 否、ただ単に「分からない」ではないだろう。

 そう、表現できる言葉が見つからない。

 その状態であることが私のイライラを募らさせるばかりで───。



 男は、何かを喋り続ける。

 喋り始めるタイミングで、私の身体はぴくっと反応する。

 それは、イライラしているせいなのか全然分からなくて───。

 定まらない焦点で空を見上げて、ただ私は黙っているだけで・・・。
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by kioku-tobira | 2006-07-23 17:20 | 第一章 私は目覚める
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